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アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査とは
アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査とは、遺伝子的に見てAGA(男性型脱毛症)になりやすい体質かどうかを判定する検査 です。
AGAの原因であるアンドロゲン(男性ホルモン)、特にジヒドロテストステロン(DHT)は、毛根内の受容体(レセプター)と結びつくと、毛根に侵入し、強い作用を引き起こします。
この作用が毛髪の発育を阻害し、抜け毛や薄毛のもとになります。
そのため、アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA塩基を調べ、アンドロゲンに対する感受性の高さを判断することは、そのレベルに応じた治療を決定する上で非常に重要な意味合いを持ちます。
アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査内容
DNA塩基はA(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4つから成り立っています。
各遺伝子は特有の塩基配列(エクソン)によって構成されていますが、アンドロゲンレセプター遺伝子の場合は6個のエクソンから成り立ち、このうちの第1エクソンには個人差があります。
この個人差がある第1エクソンを調べることによって、その人がAGAになりやすい遺伝子を持っているかどうかを調べます。
DNA検査は左右どちらかの腕から採取した2mlの静脈血にて行われます。
検査結果の判定基準
アンドロゲンレセプター遺伝子には、4つのDNA塩基のうちの3つ、すなわちCAG及びGGCが、CAGCAGCAG...のように繰り返し存在する領域があります。
第1エクソンを検査した結果、この繰り返し領域が短い場合、その人はAGAになりやすい傾向にあると判断されます。
判定はCAGのリピート数とGGCのリピート数を足した数(Xとする)で3群に分類されます。
- Xが38以下・・・A群判定。アンドロゲンに対する感受性が高い傾向にあります。
AGA治療薬の有効成分フィナステリドの投与や他の治療などが必要と予測されます。 - Xが39以上41以下・・・B群判定。アンドロゲンに対する感受性は普通と判断されます。未発症でも、予防としてフィナステリド治療の対象となります。
- Xが42以上・・・C群判定。アンドロゲンに対する感受性が低いと判断されますが、発症しないという保証にはならないので、状況によっては何らかの予防策が必要とされます。
アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査の注意事項
アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査は、日本国内ではほとんど普及されていない検査であるため、検査を受けられる医療機関は限られています。
現在のところ、アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査を受けられる医療機関は、発毛専門クリニックであるヘアメディカルのみとなっています。
また、アンドロゲンレセプター遺伝子のDNA検査の対象となるのは男性のみで、女性の場合、アンドロゲンレセプター遺伝子があるX染色体が二つあり、検査が複雑になることから、検査対象にはなりません。
検査費用は税込みで19950円となり、かなり高価ですが、遺伝子検査という性質上、検査を受けるのは1回のみとなっています。

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